大正3年に産声をあげた早稲田大学競走部は2004年4月で創部90周年を迎えた。
そして今年はアムステルダム・オリンピック三段跳で日本陸上初の金メダルに輝いた織田幹雄の生誕100年にも当たる。
織田幹雄の金メダルは穴八幡下の旧早稲田第一高等学院にあった1周280mのグラウンドでの厳しい練習から生まれた。
三段跳・南部忠平の金メダル、棒高跳・西田修平の銀メダル発祥の地でもある。
そこで早稲田大学競走部90年の光と影、波乱に富んだ歴史を、今や幻のあの280mのトラックとともに振り返ってみた。
記録や思い出は主に「早稲田大学競走部七十年史」から抜粋したが、箱根駅伝は「箱根駅伝80回大会記念誌」に負うところが大きい。
文中の登場人物はすべて敬称を略させてもらった。
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平成16年(2004年) 5月 早稲田アスレチック倶楽部 |
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